設計部のNです。
今回は、コンパス測量の紹介をします。
コンパス測量とは、測量用のコンパスを使用して
コンパスの磁針が示す磁北を基準に、方位角や高低角を観測する測量方法です。


また、巻き尺などを使用することで、距離も同時に計測できます。

弊社設計部では、主に森林整備を行う際の施業面積を求めるための、周囲測量を行っています。
施業範囲外周の屈曲点等に木杭等で測点を設置し、起点から各測点ごとに、方位角、高低角、斜距離の
観測を行って外周を進み、起点に戻るまでの測点を観測します。

現地での観測結果を野帳に記入し、現場から戻ったらPC内のソフトを使って、
測量成果の図化、総距離や面積の計算等を行います。


ポケットコンパスの測量成果の精度として、長野県の仕様では1/100以上となっており、1/100以下となった場合は、
再測量を行わなければいけないため、読取ミス等しないように測量作業には細心の注意が必要です。
単純なコンパスやテープメジャーの目盛りの読み違いだけでなく、コンパスを据える位置や
気泡菅による水平の確保、テープメジャーの張り具合など注意するポイントはたくさんあります。
また、コンパスの磁針は、眼鏡、腕時計、スマートフォン等磁気を帯びるものに反応してしまうので、
目盛りを読み取る際には、それらがコンパスに近付いていないかも確認しなければいけません。
今回紹介したポケットコンパスは、軽量で、森林内の足場の悪い場所や急峻な地形でも持ち運びやすく、
電源も不要です。デメリットとしては、精度が高くないのと、データを記録するには、
全て野帳に記入しなければいけない点などがあります。
しかし、森林整備における測量には今でも重要な道具の1つなのです。
測量機器としては、距離と角度を同時に観測し記録できるトータルステーションなどの光波測量機器や、
詳細な点群データを取得できる地上(UAV)レーザー測量機器等様々な測量機器がありますが、
それぞれの目的や現場状況、作業効率に合った測量機器を選択することが必要ですね。
