こんにちは。工事部のNです。
私たち工事部では、日々森林の整備を行っています。
森林整備にはたくさんの工程がありますが、今回はその中の一つである植栽についてご紹介したいと思います。
今回植えたのは、カラマツとコナラの2種類の木で、11月下旬に実施しました。
木の苗木には、裸苗やポット苗、コンテナ苗など、複数の種類があります。
それぞれに特徴がありますが、アクロスではコンテナ苗を使用しています。

こちらがコンテナ苗です。
根っこの部分が根鉢を形成しているタイプで、根づきが良好だとされています。
植栽はまず、ディブルを使って下穴を開けます。
ディブルとは、下記写真右側の穴を開けるための道具です。
スコップで地面を掘る要領で、足で軽く踏み込むと、苗木の根鉢と同じ大きさの穴を開けることができます。


次に開けた下穴に苗木を挿し込み、土をかけて踏み固めます。

工程としてはこれで完了です。
とても簡単ですね。
ただし、実際に作業をしてみると、苗木を植える間隔をしっかり整えておくことや、苗木が定着し易いよう丁寧に踏み固めておくなど、気を遣う部分が多々あります。
また、植える本数は千本単位となるため、根気も必要です。
無事に作業を終えても、今後、極端な気象変化や動物の食害により、苗木が元気に育ってくれないこともあります。なので、無事に植え終わった後も心配は尽きません。
ひとまずは、植えた木がこの先の厳冬期を耐え、春を迎えてくれることを祈ります。
順調に成長してくれたら、次回は下刈編をお届けいたします。
